物流改善セミナーレポート~作業改革の進め方2016年5月18日【後半】~
2016年7月7日
第11回SANTA物流改革セミナー 「物流作業改革の進め方【後半】」
〝1億円以上の経済効果〟
物流作業改革では、1秒の改善が会社の運命を変えることになる。1商品のピッキングを1秒改善することで大変な経費削減となる。
・1億円以上の経費が削減できた。
・在庫の適正化ができ、倉庫内がきれいになった。
・深夜1時ごろまで作業していたが定時に帰れるようになった。
・2日間かけて出荷していた商品が1日で出荷できるようになった。
・信頼が回復。
・1日のピッキング作業が50ピッキングから250ピッキングの5倍になった。
・誤出荷がなくなった。
・納期遅れがなくなった。
作業改革は、様々な改善を複合的に行い作業効率を向上させる。例えば、倉庫内をロケーション管理することで、移動する時間を削減。これにより、かなりの経費削減ができる。倉庫内がきれいになると作業効率が良くなる。このような細かい改革を進めることが、納期遅れをなくし、定時に全員帰れるようになるような結果に結びついている。それは、ひとつひとつ改善できる箇所を分析することから、はじまっているようだ。例えば、棚の詰め具合を分析・倉庫レイアウトの見直し・在庫配置の検討・上位アイテムをピックアップし出荷の効率化を図るなど。そうやって1秒の改善を社内全員で取組むことは、企業全体のグローバルな改革につながっていくと、平野さんは言っている。
こういった改革を、現場で働く人たちと一緒に根気よく実施し、成果をあげて行く。そして、最終的には、自分たち(現場で働く人)の力で物流現場をマネージメントできるように、ロケーション管理の考え方を理解してもらう。ピッキング効率をよくする方法を検証できるように、現場で働く人たちを育成をする。
それが、物流界の名医 Dr.SANTA 平野太三さんの物流作業改革。
“大手や銀行系の物流コンサルタントとは違う〟
巨額な設備投資や桁違いのコンサル費用が必要な大手志向のコンサル会社とは違う、現場の人たちと一緒に取組む改革。それは、ノウハウを会社に残し、そのノウハウは社員さんやパートさんを育てる。育つことで自信をもち、その自信はやる気に繋がる。会社が信頼されることで良い方向に意識が変化し、業績アップや生産性の向上が継続的に続けられる現場になる。これが重要だと、平野さんは考える。
働く人たちが笑顔になる現場をつくる。Dr.SANTA平野太三さんの無料セミナーに是非一度参加してみてください。
ライター紹介:かわしま
1973年東京生まれ 専門性の高いサービスに特化した記事を数多く執筆している。
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